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年末にぴったりのヨガ哲学 ニヤマ「シャウチャ」

2021.12.30

知っておいたほうがいいヨガ哲学

ヨガというとアーサナ(ヨガポーズ)を思い浮かべる方が多いと思うのですが、ヨガにはアーサナだけでなく、呼吸法、瞑想、食事、マントラなど、色々な要素が含まれます。ヨガ哲学もその一つで、ヨガを続けていく中で、切り離すことはできなし大事な要素です。

中でも、ヨーガ・スートラは、ヨガについてとても分かりやすく記された古典書で、ヨガとは何かを知っていくには、学んでおいた方がよいものと言えます。

年末にぴったりの「シャウチャ/清浄」という教えについてご紹介いたします。

 
 

シャウチャとは?

聖者パタンジャリによるヨーガ・スートラに記された八支則(アシュタンガ・ヨガ)の勧戒(ニヤマ)の5つの項目の1つに、「シャウチャ/清浄」という「自分の身体と心をいつもきれいな状態に保ちましょう。」という教えがあります。

シャウチャとは外側(見た目)の意味においては、お風呂に入って体を清潔に保つことや清潔な服を着ること、部屋の片付けや掃除をするといった意味。年末にしっかりと家を隅々まで掃除して、普段は行き届かない身の回りを整えて新年を迎えたいものです。

お部屋を片付ける事で思考が整理され、今行うべき事が明確になり、行動力が増したり積極的に行動しやすくもなっていきます。

環境が心に与える影響も大きくなる、周りの環境が綺麗だと、気持ちもさっぱりと前向きな気持ちになることができます。

また、外側の清潔だけではなく、自分の内面を清潔に保ち浄化することも教えに含まれます。

 
 

内面を清潔に保つには?

内面を清潔に保ち、浄化するには、体内、言葉、心を綺麗に整えることがあげられています。

身体の内側の清浄とは、アーサナ(ポーズ)の練習を繰り返し行い、リンパの流れや血流を良くし、詰まりのない、淀みのない状態に。またサトヴィック(新鮮でシンプル)な食事を心掛け、内臓を綺麗にし、プラーナヤーマ(呼吸法)を行うことで、エネルギーの流れを整えましょう。

心の清浄とは、受け入れがたい人がいたら、自分はそのようにならないよう反面教師にし、見習いたい人がいたら、自分もそうなれるよう精進していくこと。嫉妬や嫌悪などネガティブな感情にとらわれないことを意味します。


アーサナの練習を通して、自分の心のブロックに気がついて、それを外していくことも効果的だと言われています。アーサナの練習は、自分が何を嫌だと感じているのか、それはなぜか、心を客観的に観察していく時間を持つことができます。

自分自身の外面と内面をきれいにすると、思考がクリアになり、集中力を高めることができます。

 
 


まとめ

いかがでしたでしょうか。

ヨガの哲学「シャウチャ」 について紹介させていただきました。ヨガ哲学を日常生活に取り入れる事で、今の生活がさらに充実していきます。

2021年の年末にシャウチャを心掛けて、外側も内側も整えて、2022年は楽しく充実した良い年にしましょう。