結論から言うと、おおよそ平均年齢は30代です。正確な調査をしたデータがないのですが、googleでの検索や、筆者の周りのインストラクター仲間を見る限り20代後半から30代前半の人が多いように感じます。
イメージでは20代前半若い人が多いイメージだったかもしれませんね。
30代がメインの理由として、趣味でヨガを始め、そこからインストラクターを目指す人が多いという背景が考えらます。
「自分はこの年齢より上だからインストラクターは目指せないかも・・・」
そんな心配をしているあなた。安心してください。
ヨガインストラクターは年齢関係なく目指せます!
この記事では、ヨガインストラクターの年齢別の活躍場所や、求められるポイントを解説します。
インストラクターの資格はいくつからでも取得可能
アシュタンガーヨガや、ヴィンヤサヨガのように運動量が多いスタイルのヨガ以外は、そこまで体を酷使することはありません。そのため、子育てがひと段落してからインストラクターの資格を取得しようとスクールに通う方が多くいらっしゃいます。
30代、40代だけでなく、中には50代になってからチャレンジする方もいらっしゃいます。
ヨガはアーサナ(ポーズ)を取るだけでなくヨガ哲学や瞑想など心の動きを学ぶことも多く、年齢を重ね、あらゆる人生経験をした今だからこそ深く理解できることもあるでしょう。
ヨガはアーサナ(ポーズ)を取るだけでなくヨガ哲学や瞑想など心の動きを学ぶことも多く、年齢を重ね、あらゆる人生経験をした今だからこそ深く理解できることもあるでしょう。
年齢=ハンデにならないのがヨガインストラクターのいいところですね。
しかし、ここで気になるのが資格取得までかかる時間。
ヨガの資格としてメジャーなRYT200を取得するためにかかる時間は平均6か月と言われています。
各スクールによって金額が異なりますが、今はコロナウイルスの影響ですべてオンラインで受講可能のスクールも増えています。
今まさに資格を取りやすい時期ととらえてもいいのではないでしょうか。
年齢によって求められる素質が違う!
資格を無事取得できたとしても、働く場所がなければ意味がありません。
採用事情や働く場所に関しての詳しい内容は前回の記事で書いたので割愛しますが、年齢によって求めらえるスキルが異なります。
10代後半から20代前半
若い人であれば若い人なりの「元気さ、明るさ」そして「おしゃれさ」があると需要が高いでしょう。
同年代の女性同士で憧れの対象になってくれるアイコン的な存在が求められます。
このようなテイストを前面に打ち出しているようなスタジオやフィットネスジムでの活躍が期待されます。
30代
これくらいの年齢になると落ち着きのある態度と「豊富な知識」や「メンタル面のサポート」が求められます。
子育て世代やビジネスパーソンとしてストレス過多な男女に、質の良いレッスンを届けることができるとファンが増えていくでしょう。
あらゆるスタジオで活躍できますが、その分ライバルも多い年代です。
40代~50代
では40代50代に求めらえるものは何でしょう。ずばり「共感」です。
徐々に若い時と同じように動けなくなる年代ですよね。
若い人から指導されるより同世代のインストラクターから、この年齢ならではの悩みに適した動き方や指導をしてもらった方がよい、という話をよく聞きます。
日常のちょっとした不便さや「あるある」な出来事を共感しあいながらそれらを解決できるようなシークエンスを組み立ててレッスンを展開ができれば、需要がぐっと高まります。
シニア向けヨガを始めたいと考えているスタジオや医療機関などでの活躍や、コミュニティセンターなどを借りて、教室を開いてもよいでしょう。
ヨガは健康によく、シニア世代ではこれから始めたいと考えている人はたくさんいます。
しかし、シニアヨガを教えるインストラクターは少ないため、資格を取った後も大いに活躍できることが予測されます。
年齢は関係なし!ヨガインストラクターに大切なこと
何度も言うように、専門性の高い知識や技術があればいくつになってもインストラクターとして活躍できます。
また、何歳からでも始めることが可能です。
子供向け、マタニティ、高齢者ヨガと、活躍できるフィールドがたくさんあります。
ここまで読んでご理解いただけたと思いますが、ヨガインストラクターに求められるものは美しくポーズを決めることよりも、スマートでかっこよい肉体をキープすることよりも、やはり圧倒的な知識量とそれを伝える力でしょう。
・自分にとってヨガとは何か?
・これだけ世の中にインストラクターいる中、自分がインストラクターになる理由は?
・自分がインストラクターになり、みんなに伝えたいことは何か?
この3点に明確に答えられるようになれば、おのずと自分が学ぶべきジャンルがわかるはずです。
今インストラクターの方も、これからインストラクターになりたい方も、ぜひ自問自答をしてみてください。
常にスキルアップのための勉強を続けていれば、いくつになっても活躍できます。
年齢が高いインストラクターが活躍できる場所
①老人ホームやデイサービス
自分よりも上の世代の方たちにレッスンを行います。椅子を使ったチェアヨガなどが好まれます。
②オンラインレッスン
コロナウイルスの影響で自宅にこもる方が増えています。そんな方を対象にヨガレッスンを行いましょう。
YouTubeのヨガ動画はテンポが速くわかりにくいものが多いため、そういったレッスンに不満を感じている同年代の方を対象にするとよいでしょう。
③子育て支援センター
氏が運営しているような子育て支援センターでヨガレッスンを行います。対象は新人ママが多く、産後の悩みに合ったレッスンを行うと喜ばれるでしょう。
もしあなたが子育てがひと段落しているのであれば、悩みを聞いてあげたり、自分の経験を話してあげることでママさんたちの心の支えになってあげることができるかもしれません。
④リハビリセンター
ヨガインストラクターの資格を持っているとリハビリの分野でも求人があります。
筋肉や骨格などの知識が必要ですが、怪我した人に寄り添ったケアをすると喜ばれるでしょう。
なりたい!と思ったときがタイミング
ヨガインストラクターの仕事を続けるうえで、年齢は関係ありません。ヨガインストラクターに限ったことではありませんが、したい!と思ったときがタイミングです。
これから勉強を始める方も、資格を取ったけれどもまだ働き出す勇気がない方も、ぜひ一歩踏み出してみてください。