二人で行うヨガとも言われるタイ古式マッサージ

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街を歩いているといたるところに看板を見かけますよね。すっかり日本に定着していますが、そもそもどういったマッサージなのでしょうか。

ヨガとタイマッサージの関係は?

この記事ではタイ古式マッサージについて詳しく解説します!

目次

タイ古式マッサージとは?

タイ古式マッサージとは、タイ伝承医学に基づいたボディケア、心のコンディショニング療法のこと。

指圧、整体、矯正、ストレッチなどを複合的に駆使して「セン」と呼ばれるエネルギーラインを活用することで、心身の状態を整える施術です。

ユネスコから認定され、2019年に無形文化遺産に登録されました。

タイ古式マッサージは、頭の先からつま先まで全身くまなくマッサージを行います。タイ古式マッサージと指圧で行う一般的なマッサージの違いとして、タイ古式マッサージを行う施術者は手の平やヒジやヒザ、足など体の色々な部分を使い筋肉を刺激していきます。センと呼ばれる人体を流れるエネルギーラインをゆったりとしたリズムで刺激し、こり固まった筋肉をゆるめていくことにより、血流が促され、自律神経のバランスが整い、人間が本来持っている免疫力や自然治癒能力を高める効果があるとされています。また、ストレッチを行いながら体をほぐしていくのもタイ古式マッサージの特徴の一つです。ストレッチを行うことにより柔軟性を高め、疲れがたまりにくい体に変えていきます。

タイ古式マッサージと聞くと「痛そう」「アクロバティック」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、決して痛みを伴ったり、無理な姿勢を強いたりするマッサージではありません。

ヨガとの関係

「二人で行うヨガ」「受け身のヨガ」「怠け者のヨガ」とも言われるタイ古式マッサージ。

ヨガのティーチャートレーニングのプログラムに取り込まれていることもあるほど、ヨガとの共通点があるのです。

タイ古式マッサージで 施術を行う側と受ける側が呼吸を合わせて ヨガポーズを取っていきます。

このとき、相手に身体をゆだねることで、自分の心身に対して意識が向き、肉体的な部分だけでなく精神的な面でのリラクゼーション効果も得られます。セラピストもヨガを一緒にやっている状態なので、気持ちよさを感じているそうですよ。

タイ古式マッサージでは、全身をほぐすことによるリラックス、ヒーリング効果が期待されています。また、タイでは高血圧、冷え性、便秘、アレルギー、頭痛、糖尿病、生理不順、風邪の予防、低血圧、食欲不振、ぜんそく、貧血、老化防止、ストレス解消など60種類以上の効果が期待できると公式に認められているようです。

タイ古式マッサージの歴史

タイ古式マッサージのルーツは約2500年前にさかのぼると考えられています。

ブッタの主治医であったシヴァカにより、仏教の伝統と共にタイに伝来をし、タイの寺院で発展しました。

そして、医療の一環として、アユタヤ朝時代には宮廷にて治療法として用いられてました。

なので、当時はボーンナイフを使った荒療治や聖水を使った徐霊や薬草学等など、医療行為の中の一つにマッサージがあったのです。

ただ、1915年にタイの伝統医療による治療や教育が禁止され、医療の現場では使われなくなりました。

その後、いくつかの流れがありタイで伝統医療復興運動が起こりました。1980年代から「タイ・マッサージ復興プロジェクト」が始まり、1990年に「タイ式医療の制度化」により医療に復活。現在、タイにおいては「医療」としてマッサージが使われています。

タイ古式の二つの流派

タイ古式マッサージは「宮廷式」と「民間式」の大きく2つの流派に分かれます。「宮廷式」は指圧を中心としたマッサージで、「民間式」はストレッチをよく使うマッサージとされています。よく私たちが街中で受けるのは「民間式」といわれるものになります。

また、施術の内容で「南部式スタイル(バンコクスタイル)」と「北部式スタイル(チェンマイスタイル)」に分かれるという考え方もあります。「バンコクスタイル」は指圧を強調した施術内容になり、「チェンマイスタイル」はストレッチを強調した施術内容とされています。

どちらが正解とかそういったことはありません。ヨガやお茶、生け花にも流派があるように、考え方の違いからフィーリングが変わり、新しいテクニックが生まれて、全体の構成も変化しながら、違ったスタイルへと変化していくのが世の常です。流派によってもたらす結果や効果も少しずつ変わっていきます。このようにして、タイ古式マッサージもさまざまな流派に細分化される動きが加速しています。タイ古式マッサージの長い歴史を見ても、それは弟子から弟子へと伝承的に伝わってきた施術法であって、進化の過程で新たなテクニックが生まれ体系づけられてきたものなので、タイ古式マッサージがこれだ!と固定的な概念で考えることは進化を止めることにつながるような気もします。

おすすめのタイ古式マッサージ店

タイ古式マッサージの施術の流れ

本場のタイでは120分コースでじっくりと行うのが一般的。
タイ古式マッサージサロンの施術時間は比較的長めで、60~120分のプランが中心となります。

サロンごとに施術のスタイルは多少異なりますが、一般的なタイ古式マッサージは、重要なセンが集まっている脚を重視していて、足裏、脚のマッサージから始まります。120分の場合だと、片足30分ずつで下半身60分、上半身で60分というような時間配分になるサロンが多いようです。

上半身の施術は背中、首、肩のマッサージから始まり、腕、ハンドマッサージを行い、フェイシャル、ヘッドマッサージと続きます。そして最後に仕上げのもみほぐしとストレッチを行います。

おすすめ店舗① Asian Healing Resort sawan 神楽坂店

お香の香りとヒーリング音楽が迎える都心のリゾート。一歩足を踏み入れた瞬間から、非日常的な癒しの時間がスタートする。メインメニューは、タイでは伝統医療として用いられているタイ古式マッサージ。指圧やストレッチの手技を取り入れ、筋肉の深部にアプローチ。心身ともに 深いリラクゼーションを実感できそう。

住所東京都新宿区神楽坂3-2鳥忠ビル3F 
アクセス
JR「飯田橋駅」西口より徒歩3分
東京メトロ「神楽坂駅」より徒歩5分
都営大江戸線「牛込神楽坂駅」A3出口より徒歩5分
注意事項男女利用可能サロン

ロイヤルランナスパ

タイ古式マッサージ」の専門店。タイで技術を習得したセラピストによる本格的な施術と、上質なホスピタリティが堪能できる。タイのチェンマイで買い付けた調度品が並ぶエキゾチックな空間で、非日常感を味わいながら心身をリフレッシュさせて。

住所東京都台東区浅草橋2-29-9 パレ・ソレイユ AKIBA EAST 803
アクセス
JRほか「浅草橋駅」東口より徒歩5分、JR「秋葉原駅」昭和口より徒歩15分
注意事項
※女性限定

まとめ

タイ古式マッサージを受けている時の脳内はアルファー波で満たされ、半覚半眠の状態になり、精神が安定し、心身ともにリラックスしていきます。心身が解放されるのをきっと体感できるはずです。

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