Pro Interview Vol.05:「エナジーフロウ」主宰 岩本賢二

様々なプロフェッショナルな現場で活躍されるインストラクターの方へのインタビュー。
今回は、ヨガスタジオ「エナジーフロウ」を主宰する岩本賢二さんにお話を伺いました。 

PROFILE

岩本賢二 Kenji Iwamoto

神奈川県横須賀市にあるヨガスタジオ「エナジーフロウ」主宰。Mandukaサポーター。

2006年、保科直美⽒によるヨガ指導者養成コース(RYT200)を修了しヨガインストラクターとなる。ヨガスタジオ、フィットネスクラブにてレッスンを提供し、2011年にヨガスタジオ「エナジーフロウ」を設立。

目次

ヒストリー:スノーボードの弱点克服から始まったヨガ

かつて海上自衛官として勤務し、船舶のエンジン整備・教育に従事していた岩本さん。趣味でスノーボードを楽しむ中、友人達と⾃分の滑りの安定感が違うことに気づき、ヨガに興味を持ちます。 

「同僚たちのスノーボード技術に追いつくために、当時人気が高まり始めていたパワーヨガを始めました。ヨガの学びを深めるうちに、コアの重要性を実感し、職場で休憩時間にヨガクラスを開講することになりました」

当時注目されていたパワーヨガを学び、同僚に指導を始めたのが、ヨガインストラクターとしての第⼀歩でした。

プラナパワーヨガスタジオでの全⽶ヨガアライアンス200時間(RYT200)講座修了を経て、フリーランスのヨガインストラクターとして活動し、2011年には『ヨガスタジオ エナジーフロウ』を開設しました。

RYT200講座を修了後、プラナパワーヨガスタジオのインストラクターとして大勢の方との出会いと様々な経験をさせていただいたことが⼤きな⾃信となり、地元横須賀に『ヨガスタジオ エナジーフロウ』を開設する際の参考となりました。

活動・ポリシー・スタジオ紹介:形(ポーズ)より体の使い⽅にこだわった指導

「エナジーフロウ」のコンセプトは ”動いてスッキリ、汗かいてサッパリ、関節元気でニッコリ”

”バランスは探すものではなく作り上げるもの”
「体を動かすためにはまず「止める」が重要です。力強い重心は体の安定を高め強張りが抜け、動きの自由度が増し、バランスのとれたヨガポーズへと導かれます。そしてその状態を維持し続けることこそフローヨガの醍醐味であり、これこそが日常生活と直結したヨガだと考えます」

人間の動きはどんどんパターン化してくるため、ヨガによって様々な体の動かし方をリハーサルすることで、咄嗟の動きにも対応できる体を手に入れることや、生涯現役の足首・膝・股関節でいるための理論的な体の使い方など、エナジーフロウのヨガは、人生100年時代を自力で乗り切るためのある意味「サバイバルツール」であると岩本さんは話します。

ヨガを通じて体に備わる潜在的な⼒や機能を呼び起こされること、そしてそれが健康へと繋がること。そういう思いで皆さんにヨガクラスを提供しています。

ヨガをすると不調が改善されたという話をよく耳にします。時にインストラクターは自分のおかげと錯覚してしまう場合があります。しかし、それはその人が自分の体にアプローチしたことによるものです。

私たちインストラクターはお医者さんではありませんから治療はできませんが、このように体の機能を正常に整えるお手伝いや、転倒によるケガや足首・膝・股関節の損傷などを予防する安全な体の使い方の指導を行うことで、ヨガを行う本人のみならず、ご家族やご友人まで笑顔になれる。そういうヨガを伝え続けたいと思います」

グッズへのこだわり:コア(体幹)の意識を⾼めるにはMandukaのヨガマットは最高

岩本さんは、レッスンの際デモンストレーションに使うヨガマットを探している時に、Mandukaと出会いました。

「多くの著名な指導者たちが支持するMandukaということで【eKO】と【PROlite】を経て、最終的に到達したのが2011年に限定販売された【PROヨガマット】のブラックサファイアです。当時の厚さは7mmもあって、13年経った現在も愛用しています」

多くのアシュタンガヨガプラクティショナーに愛⽤されているManduka【PROヨガマット】は、アシュタンガヨガをベースとして考案されたパワーヨガにももってこいのアイテムです。高密度高反発のこのマットは、踏みしめても沈むことがないため力のレスポンスがよく、ダイナミックな動作を足元からしっかりと安定させてくれるため運動量が多いパワーヨガの練習に適しています。

「個人的には、【PRO】や【PROlite】のマットを使いこなすには、それなりに経験も必要と考えます。
多くの人はグリップがよく手が滑らないマットを選ぶ傾向があります。しかしそこには落とし穴があって、マットのグリップ力に頼ってしまうとコアの使い方が身につきにくいため、動きに慣れるまでマットの助けを借りて、動きに慣れたらできるだけ垂直に押さえる練習をして、コアの使い方を身につけましょう。

だからこそMandukaのヨガマットにはデザインだけでなく、使用者のレベルやヨガのスタイルによって選択できるよう、様々な種類がラインナップされています。スタジオでは使う方の体力や体の使い方を見て、その方が体の使い方を学ぶための最適なマットを選ぶようアドバイスしています

撮影協力:エナジーフロー

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