Pro Interview Vol.06：「YOGA SALON POYANICA」主宰 金澤瑞寿

様々なプロフェッショナルな現場で活躍されるインストラクターの方へのインタビュー。
今回は、岩手県宮古市でヨガスタジオ「YOGA SALON POYANICA」を主宰する金澤瑞寿さんにお話を伺いました。 

PROFILE

金澤瑞寿 Swiss Kanazawa

岩手県宮古市にある「YOGA SALON POYANICA」の主宰者。

臨床研究コーディネーターからヨガインストラクターに転身し、ヨガインストラクター養成講座である全米ヨガアライアンス200時間（RYT200）・500時間（RYT500）を所有。女性や妊婦に特化したヨガ資格RPYTも取得しており、ヨガインストラクター養成講座のリードトレーナーとしても活躍する。  

ヒストリー：

体調を崩したのをきっかけにヨガを始めた

中学、高校と文化部に所属していて運動経験がなかった瑞寿さんがヨガを始めたのは、24歳の時にぜんそくを患ったことがきっかけでした。 

「皮膚や婦人科系の不調に悩み、大量の処方薬に頼っていた私を夫が心配して、ヨガを勧めてくれました」 

 
週に2〜3回のヨガでみるみる体調が良くなり、体の調子を根本的に整えていく原因療法に興味を持ち始めました。 

対症療法と原因療法の間で

新薬の治験に関わる専門職である臨床研究コーディネーターとして働いていた瑞寿さんは、西洋医学の対症療法とヨガに見られる原因療法の間で葛藤していました。 

「ヨガを始めて視野が広がり、生活習慣を見直し体調がよくなりましたが、仕事では依然として対症療法に関わっていました。このギャップにストレスを感じていました」 

この経験から、ヨガインストラクターとしての道を歩むことになります。

活動・ポリシー・スタジオ紹介：

オフ・ザ・マットの時間こそヨガと共に

ヨガのニヤマの1つであるタパス（自制や浄化）は、悪い習慣を焼き払い、自制の力を鍛えるための行動指針です。瑞寿さんは、ヨガを通じて人生の質を向上させるには、マットの上で得た感覚を日常生活に活かすことが重要だと語ります。 

「アーサナ、解剖学、ヨガ哲学はすべて相互に関連しています。ヨガは単なる運動ではなく、生き方そのものです。ヨガマットの上でのみ清らかな自分でいるのではなく、日常生活の中でもヨガの精神を実践することが大切です。 

ヨガマットの上で得た感覚や心の平穏を日常に持ち込み、ヨギ・ヨギーニとしての生活態度を形づくれば、それが真のタパス（自制と浄化）につながると考えています」 

この言葉からは、ヨガが単なるポーズの実践であるだけでなく、日々の生活における心の在り方や行動の質に深く影響を与えるという瑞寿さんの哲学が伝わってきます。瑞寿さんは、ヨガを通して得られた精神的な平和や自己受容を、日常の中で実践することの重要性を強調しています。 

自分にやさしくなるためにヨガを続ける

ヨガを始めて、自分自身の嫌いな部分を受け入れることができるようになったと瑞寿さんは話します。 

「自分を理想像に当てはめようとするのは苦しい行為です。しかし、ヨガを続けることで、自分自身の未熟さや不完全さも含めて全てを個性として受け入れることができるようになりました。自分にやさしくなるためには、自分の嫌いな部分も含めてまずは受け入れることが大切です。完全に好きになる必要はありませんが、それらを意識することが重要です」 

この自己受容のプロセスは、タパス、すなわち自制と浄化の実践そのものです。ヨガを続けることで、自分の内面に気づき、それを受け入れ、最終的にはより良い自己へと成長することができます。 

このような気づきを促進するためにも、瑞寿さんが主宰する「YOGA SALON POYANICA」では、受講生が自分のペースで長く続けられるような料金プランを提供し、多くの受講生が、自分のペースで長くヨガを続けています。 

また、瑞寿さんの言葉からは、ヨガが単に身体的な健康を影響を与えるだけでなく、心の健康や自己認識にも深く影響を与えることが伺えます。彼女のヨガへのアプローチは、自己受容と個人の成長の旅へとつながっています。 

グッズへのこだわり：ヨガの時間を過ごす愛用のマットはManduka EKOlite

瑞寿さんにとって、ヨガマットの上で過ごす時間は日常生活と同じくらい大切です。彼女がヨガインストラクターになってから愛用しているのは、 Manduka【ヨガマットEKOlite】です。このマットを手に入れた瞬間、その独特の質感とグリップ力に魅了されました。 

Mandukaヨガマット【EKOlite】は、高品質な素材で作られており、耐久性が高いです。優れたグリップ性と適度なクッション性を備え、滑らず、快適にヨガができます。比較的軽量で、持ち運びしやすいのも特徴です。   

「Manduka【ヨガマットEKOlite】は、私のヨガの相棒です。毎年登場する新しいシーズナルカラーも楽しみの一つです。私はスタジオの生徒さんにも同じマットを推奨しています。特にヨガ初心者には、質の良いマットを選ぶことの重要性を伝えています」 

撮影協力：YOGA SALON POYANICA