ヨガの哲学における「ニヤマ」の一つで、「清浄」「清潔」「浄化」を意味する「シャウチャ」。
この実践は、毎日練習を共にするヨガマットのクリーニングにも繋がります。
Mandukaスタッフは、研究者やヨガスタジオと協力し、ヨガマットや道具の正しいお手入れ方法について、以下のガイドラインを作成しました。
ヨガマットのお手入れ方法
ヨガマットを正しくお手入れすることは、快適な使用感を保ちつつ、マット本来の性能や耐久性、そして衛生状態を維持するうえで非常に重要です。
Mandukaは、大切なマットをより長くご愛用いただけるよう、心を込めてケアをサポートいたします。
マットのメンテナンスに必要なアイテムをご紹介します。
マットウォッシュ リフレッシュ&リストア
![matcare-2 | Manduka JAPAN マンドゥカ[公式] ヨガマット ヨガウェア](https://manduka.jp/wp2/wp-content/uploads/2025/06/matcare-2-1024x327.png)
100%天然由来のオーガニック成分で作られたヨガマットクリーナー。PVCやTPE素材など全般に使える「リフレッシュ」と、天然ゴムヨガマット向けの「リストア」2タイプをご用意。
Manduka ヨガマットの素材特徴
お手入れの前に、まずはご自身のヨガマットについて知ることが大切ですMandukaヨガマットの素材を理解することは、適切なクリーニング方法を選ぶうえで重要です。各シリーズによって使用されている素材が異なるため、最適なケア方法も異なります。
PROシリーズ
PRO、PROlite、PRO Travel – これらのマットはクローズドセル素材を使用しています。
eKOシリーズ
eKO、eKO Lite、eKO Superlite、これらヨガマットは天然ゴム製で、同じくクローズドセル素材です。これらのマットも簡単に洗浄できますが、適切に乾燥させる必要があります。
GRP®シリーズ
GRP、GRP Lite、Adapt、これらのヨガマットは、オープンセル構造のPU(ポリウレタン)とゴム素材で作られています。水分を吸収する性質があり、湿った状態でも優れたグリップ力を発揮するよう設計されています。そのため、クリーニングの際には最も丁寧な取り扱いが求められます。
マットウォッシュ リフレッシュ
マットを自然に洗浄し、リフレッシュ
![matcare-3 | Manduka JAPAN マンドゥカ[公式] ヨガマット ヨガウェア](https://manduka.jp/wp2/wp-content/uploads/2025/06/matcare-3-734x1024.jpg)
・マットを自然に洗浄し、リフレッシュ
・毎日の使用に特化した処方
・天然エッセンシャルオイル使用
・すべてのヨガマット素材に使用可能
マンドゥカのヨガマットリフレッシュは、100%天然由来の成分を使用しており、ヨガマットの表面の汚れやシミを取り除き、フレッシュな香りを保つように処方されています。毎回の練習後に使用することで、マットを清潔に保ち、臭いを防ぎます。
ヨガマットのパフォーマンスを損なうことなく、フレッシュな香りを持続させるために、2倍の効能を持つ香料を配合。革新的な高出力スプレーで、より少ない労力でより高い洗浄力を発揮します。
・100%ナチュラル
・刺激性なし
・ペットフレンドリー
・ほのかな香り
マットウォッシュ リストア
天然ゴムのヨガマットのコンディションを整え、修復
![matcare-4 | Manduka JAPAN マンドゥカ[公式] ヨガマット ヨガウェア](https://manduka.jp/wp2/wp-content/uploads/2025/06/matcare-4-734x1024.jpg)
・マットの性能と寿命を維持・向上
・天然エッセンシャルオイル配合
・すべての天然ゴムマットに使用可能
Mandukaの「天然ゴムヨガマット・リストア」は、100%天然由来の成分から作られており、eKOシリーズをはじめとする天然ゴム製ヨガマットのパフォーマンスを保ちます。
天然ゴム特有の酸化による色あせや変色を抑え、マット本来の美しい光沢を取り戻すように設計されています。定期的なご使用(目安:月に1回)により、より長く、快適な状態でご使用いただけます。
・100%ナチュラル成分
・刺激性なし
・ペットにも安全な処方
・マットの寿命をしっかりサポート
FAQ
Q:マンドゥカの「マット ウォッシュ&リフレッシュ」は、自家製クリーナーと比べてどのような点が優れているのですか?
A:一言で言えば、「成分」と「製法」の違いです。
確かに、マンドゥカの製品も水とエッセンシャルオイルを使用しており、これは一見、自家製のクリーナーと似ています。しかし、ご存じの通り、水と油は自然には混ざり合いません。そこで私たちは、オーガニックの化粧品グレード・エッセンシャルオイルに加え、それを精製水の中で均一に拡散・安定させる、植物由来の香料可溶化剤を配合しています。これにより、オイルが分離して表面に浮くのを防ぎます。
さらに、この3つのシンプルな成分を、家庭用ミキサーの約6倍にあたる毎分1700回転の工業用ミキサーで徹底的に混合。これにより、ボトルからスプレーされるたびに、水とエッセンシャルオイルが常に最適なバランスでマットに行き渡るよう設計されています。
ヨガブロックは、ヨガマット同様、手や足で触れることが多く、衛生面が気になります。汚れがどんどん積もると、グリップ力が低下する原因になってしまうこともあります。
Q:なぜ精製水を使うことが重要なのですか?
A:安全性と品質のためです。
食料品店の飲料水コーナーを見たことがある方なら、天然水から逆浸透水まで、さまざまな種類の水があることをご存じでしょう。多くの洗浄剤メーカーは、ミネラルを取り除くために「脱イオン水」を使用しています。これは比較的安価で早く処理できる方法ですが、実はこの工程では微細な有機分子を取り除くことができません。
そのため、そうしたメーカーの多くは、製品の品質と保存性を保つために「殺生物剤(バイオサイド)」を処方に加える必要があります。
私たちは、マットに触れる製品だからこそ、より安全でクリーンな方法を選択します。ミネラルだけでなく微細な有機物までも取り除く、より高度な水の精製プロセスを採用しており、これによって殺生物剤などの化学添加物を使用せずに済むのです。コストはかかりますが、その分、安心してお使いいただける品質を実現しています。
Q:ヨガマットはどのくらいの頻度でお手入れすればよいですか?
A:使用頻度や環境によって異なりますが、基本的なお手入れの習慣が大切です。
ヨガマットを使用するたびに、皮膚の皮脂や汗などがマットの表面に付着します。これらは時間の経過とともに雑菌の繁殖を招き、臭いの原因にもなります。
Mandukaの「マット ウォッシュ&リフレッシュ」を毎回の練習後に使用することで、汚れや臭いの蓄積を抑えることができます。
最低でも週に1回は、取扱説明書に従ってマットをリフレッシュすることをおすすめします。
なお、ディープクリーニング(徹底的な洗浄)は、マットが不衛生に感じられる場合や、明らかな汚れがある場合のみに限定してください。自宅で練習しており、家族に体調不良の方がいない場合は、頻繁にディープクリーニングを行う必要はありません。
一方で、スタジオなどの共有スペースで使用している場合は、練習後に表裏両面をしっかりとクリーニングすることを推奨します。
Q:なぜ消毒用ウェットティッシュをヨガマットに使うのは適していないのですか?
A:マットの素材や安全性への配慮から、あまりおすすめできません。
一見便利に思える消毒用ウェットティッシュですが、ヨガマットに使用するにはいくつかの問題点があります。
- 効果を得るには「濡れている時間」が重要です。
消毒剤が効果を発揮するには、マットの表面が4〜5分以上、目に見えて濡れた状態を保つ必要があります。ウェットティッシュで軽く拭くだけでは、その条件を満たすのは難しい場合があります。 - マットの寿命を縮めるおそれがあります。
消毒剤に含まれる有効成分は、ヨガマットの素材(特に天然ゴムやポリウレタンなど)を劣化させ、パフォーマンスや耐久性に悪影響を与える可能性があります。 - 皮膚トラブルの原因になることがあります。
消毒剤を使用したマットを十分に洗い流さないと、肌に残留成分が触れることになり、アレルギー反応や刺激の原因になる場合があります。
これらの理由から、ヨガマットには専用のクリーナーを使うことをおすすめします。 マットの素材に合わせて設計された製品であれば、清潔さを保ちながら、マット本来の性能と安全性を守ることができます。