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清々しい気持ちで新年を迎える108回太陽礼拝

2021.12.28

年末のヨガの定番行事となった108回太陽礼拝、コロナが少し落ち着いてきたこともあり、今年も全国各地のヨガスタジオで108回太陽礼拝のワークショップが行われています。

2021年も色々なことがあった年でしたね。皆さんは108回太陽礼拝を今年も行いますか。

改めて、108回太陽礼拝の意味と、やり方をご紹介いたします。

 


 

太陽礼拝とは?

太陽礼拝とは、サンスクリット語でSurya Namaskara(スーリヤ・ナマスカーラ)、英語でSun Salutation(サンサルテーション)と呼ばれます。1日の始まりに太陽へ挨拶し、太陽の恵みに感謝するという意味が込められています。

地面に全身を預けて祈りを捧げる五体投地から来ているという説もあるそうです。太陽への感謝を身体を通して表現・祈る動作が太陽礼拝です。

太陽礼拝は、古典のヨガにはなく、現代のヨガにおいて、準備運動のシークエンスとして考えられました。初心者向けのクラスでピークの流れとして、パワフルなヨガを実践するクラスでは、準備運動として、様々な形で幅広く取り入れられています。

太陽礼拝を毎日継続して行うことで、間接の柔軟性が高まり、全身が活性化され血液循環が良くなり、疲労・肩こり・冷え性・低血圧・便秘などに効果的とされています。また、全身を整えることで、気持ちもスッキリしてきます。

 


 

なぜ108回行うのか?

大晦日にはお寺で除夜の鐘を108回つきますが、108という数字は、仏教では煩悩(欲望)の数といわれています。ヨガ実践者には親しみのあるマーラーも108個の玉で作られていますね。

これにちなんで、ヨガスタジオでも太陽礼拝のシークエンスを108回行うのが年末の恒例行事となったと考えられています。

太陽礼拝は、ねじり以外の動きをほぼ網羅した、とても優れたシークエンスなので、数回行うだけで身体がポカポカ温まります。それを108回も行うのですから、終わったあとはスッキリと晴れやかな気持ちになり、心と体が整うのを実感できますよ。

 


 

太陽礼拝の方法とは?

アシュタンガスタイルの太陽礼拝Aは12の決まったポーズで構成されています。
(流派によって動作の流れが違います。)

1. ターダーサナ tadasana(山のポーズ)
2. ウールドゥヴァハスターサナ urdhva hastasana(手を上にあげるポーズ)
3. ウッターナーサナ uttanasana(深い前屈のポーズ)
4. アルダウッターナーサナ ardha uttanasana(半分の前屈のポーズ)
5. クンバカーサナ kumbhakasana(板のポーズ)
6. チャトゥランガダンダーサナ chatranga dandasana(四肢で支える杖のポーズ)
7. ウールドゥヴァムカシュヴァーナーサナ urdhva mukha svanasana(上向きの顔の犬のポーズ)
8. アドームカシュヴァーナーサナ adho mukha svanasana(下向きの顔の犬のポーズ)
9. アルダウッターナーサナ ardha uttanasana(半分の前屈のポーズ)
10. ウッターナーサナ uttanasana(深い前屈のポーズ)
11. ウールドゥヴァハスターサナ urdhva hastasana(手を上にあげるポーズ)
12. ターダーサナ tadasana(山のポーズ)

軽減としては、「6.チャトゥランガダンダーサナ」を膝・胸・顎を床についた「8点のポーズ:アシュタンガ ナマスカーラ」に変更。また、ジャンプバックやジャンプインではなく、ステップで戻ってくるなどがあります。

初心者、上級者に関わらず、その日の体調もよく観察しながら、無理のないよう行いましょう。

苦行ではないので、途中でストップしても大丈夫。108回全部やりきれなかったとしても、何らかの浄化の効果や心身の変化が実感できるのではないでしょうか。

 


 

まとめ

108回太陽礼拝を体験したことがない方は、周りのエネルギーや呼吸を感じながらモチベーションを上げることができるので、ワークショップに参加するのがおすすめです。

年末に多くのスタジオやお寺で行われています。講師がカウントしてくれるので、回数を気にせずに無心になることができます。皆の呼吸音を聞きながら、同じ目標へ向かい、達成できた時には充実感を共有でき、特別な時間になるはずです。

終わった後には、しっかり筋膜リリースをして、身体を労ってあげてください。

慣れている方は、お家で好きなお香やアロマを焚きながら、一人静かに落ち着いて行うのも、自分自身と向き合う贅沢なひと時になるのでは。

1年の締めくくりに108回太陽礼拝にチャレンジして、心身をリセットしてにし、晴れやかな気持ちで新しい年を迎えてみませんか。2022年も良い年にしていきましょう。