ヨガと海 Vol.03:大下 瞳美

Manduka2024年春夏コレクションでは、伝説的サーファー、ジェリー・ロペスに敬意を表する特別なシリーズ(https://shop.manduka.jp/collections/24ss-gerry-lopez)を展開しました。
この新しいラインナップを通じて、ヨガと海の融合に焦点を当てたコンテンツを順次提供していきます。

第3回目では、広島でのサップヨガ第一人者であり、日本サップヨガ協会公式インストラクターとして全国のビーチでのリトリートを開催されているMandukaアンバサダー 大下 瞳美さんにヨガと海についてインタビューを行い、思いを語っていただきました。

PROFILE

大下 瞳美

surYOGA代表。Mandukaアンバサダー。

ヨガスタジオやフィットネス、外部クラスで7年間ヨガインストラクターとして活動。過去数万人の生徒様のカラダをみてきた経験を活かし2019年2月広島中心地に位置する並木通にヨガスタジオをオープン。 
広島ではサップヨガの第一人者としての顔を持ち、日本サップヨガ協会公認インストラクターとして全国でサップヨガのイベントレッスン、ツアー、リトリートを行いながら、現在フォローアップ講師としても活躍している。 
その他、県内外のイベント事業などでも活躍し、2020年旧市民球場跡地(広島県)にて事業者支援イベントにて述べ7500人を集める実行委員長を務めるなど広島のあらゆる場所でヨガイベントも手掛けている。 

目次

ヨガに出会い人間として成長させられた

――大下さんにとって、ヨガはどのような変化をもたらしましたか。

ヨガを始めたのは20代の頃で、15年ぐらいになるのですが、人間的に成長させられました。
自分のことを理解しているようで、実は理解していないなかったと気付き、身体の内側も外側も自分の周りも全てひっくるめヨガに出会ったことで、全体的に人間として成長させられたと思っています。

海は、改めて自分を考えさせられるきっかけやチャンスを与えてくれる場所

――「ヨガと海」に関する大下さんの行動哲学を教えてください

海とヨガのつながりは深いと感じています。ヨガの練習は自分を見る練習もするのですが、自然の中、特に海は、改めて自分を考えさせられるきっかけやチャンスを与えてくれる場所であると思っています。 

サーフィンは初心者ながら、波を越える時や、波に乗った時、自然は偉大で色々なことを教えてくれると感じます。 

スキンダイビングでは、海の中の微細な音など様々な音が聞こえ、五感を感じ、海の中でただただ自分と向き合う時間を過ごす点が、ヨガの練習と似ています。どんなリスクがあり、どんな生き方をしていかなければいけないのか、深く考えさせられるシーンが沢山あります。 

ボード上でやるサップヨガは、マットの上でやるヨガとは少し違います。サップヨガは、自然と調和して楽しんでいく、一つのアクティビティでもあり、自然に遊んでもらっている感覚が大きいです。 

宮古島でのリトリートなど、自然の中でヨガをするリトリートも開催しています。普段ヨガを練習している場所だけではなく、わざわざ出掛けて、自然の中でヨガをすると、心も洗われ、その時間の中で生活習慣を見直すきっかけにもなります。生徒さん達は、お酒を抜く方もいますし、朝早く起きて、ヨガをして、海で遊んで、規則正しく寝る方もいます。3日間であればその中で、ヨガはなくてはならないものという風に染み付いていくのを感じます。 

 

広島のおすすめのマリンスポットは無人島

――おすすめのマリンスポットを教えてください。

広島のおすすめスポットは無人島にすぐ行けるところです。広島は街中から川であれば数分程度で行けて、サップヨガを楽しむことができます。街中から1時間あればどこの海でも行けるぐらい、いつもそばに海があります。少し車を走らせれば無人島に行くことも可能なのが、広島ならではの素敵なポイントです。 

瀬戸の海は豊かで、スキンダイビングもできます。深く潜るのは冷たくて無理ですが、眠っているエイや小魚達の群れを見ることができます。 

90分間の中で感じる自然界の最高のギフト

――ヨガと海」のエピソード・ご意見をお願いします。 

宮古島でリトリートをやっている時は、早朝日の出とともにトラベルマットを持ってヨガに出掛けて行きます。ヨガをしている90分間の中で、本当にたくさんの自然界のシーンを見ることができます。 

天の川が見えるぐらい真っ暗な満天の星空の下でヨガをスタートし、夜が開け始めると、空がブルーに変化し、イエローに変わり、レッドに変わり、ピンクに変わり、次々と移り変わる色のコントラストに感動します。陽が登り、真っ青な空と共に、鳥達や虫達が鳴き始め、鳥も虫も魚も行動する時間帯がバラバラで、それぞれの時間を味わうことも楽しいです。 

時には急にスコールが降ってきて、雨が止むと虹がかかり、ヨガをしている間だけでも、目まぐるしく天候が変化します。自然の流れを肌で感じることができるのも宮古島の魅力です。そういった時間が、海とヨガの繋がりを感じられる最高のギフトだと思っています。 

ホームである広島でも自然界の美しさを感じることができます。日本サップヨガ協会という養成講座を倉橋島で開催するのですが、以前は、スナメリ(小型イルカ)の群れの追い込み漁を見ることができました。シーンとした朝凪の時には、空が真っピンクで本当に美しいです。 

どこの島に出掛けても、空の移り変わりが本当に綺麗で、あれに変わる宝石はないのではないかと思います。ぜひ広島に遊びにきてください。 

撮影協力:@hitomiooshita

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