スタジオ スポットライト:神奈川県横須賀市 ヨガスタジオ energyflow

Mandukaが用意するスタジオ備品プログラムを活用してManduka製品を導入した、スタジオオーナー様へのインタビュー。
今回は、神奈川県横須賀市のヨガスタジオ「energyflow」主宰の岩本賢二さんにお話をお伺いしました。

energyflowエナジーフロウ

住所〒238-0041 神奈川県横須賀市本町3-11 U’s ビル3階
ジャンルパワーヨガ、クラシカルヨガ、出張ヨガ
URLhttp://energyflow.jp/
instagramhttps://www.instagram.com/energyflow_yoga/

お話を伺った方

PROFILE

Kenji Iwamoto

神奈川県横須賀市にあるヨガスタジオ「エナジーフロウ」主宰。
Mandukaサポーター。

2006年、保科直美⽒によるヨガ指導者養成コース(RYT200)を修了しヨガインストラクターとなる。ヨガスタジオ、フィットネスクラブにて指導経験を積み、2011年にヨガスタジオ「エナジーフロウ」を設立。

コメント
ヨガスタジオ「エナジーフロウ」では、おそらくここでしか体験することができない理論的な身体の使い方に特化したレッスンを行っています。できるだけ大勢の人に、特に指導する立場にある人たちに是非体験していただきたい「目から鱗がこぼれっぱなし」の情報がギッシリ詰まったクラスです。出張レッスンもやっておりますので、興味がありましたらぜひお声掛けください。可能な限りどこへでも参ります。


目次

ヒストリー:スノーボードの弱点克服のために始めたヨガ

海上自衛官として艦艇の機器に携わるプロフェッショナルを育成する教育機関で教官として勤務していた2003年頃、趣味のスノーボードの弱点克服を目的として、当時人気が高まり始めていたパワーヨガを始めました。

地元横須賀では指導を受ける場所もなく、書店に並んでいたのは1〜2冊のパワーヨガを紹介した書籍のみ、独(読)学でのスタートでしたが、インプットしたものをアウトプットするため、職場の同僚を対象に昼休みのヨガクラスを始めたことが、ヨガインストラクターとしての第⼀歩でした。

教えることを仕事にしていながら、新たに伝えることの楽しさ、難しさを覚え次第にのめり込んでいき、2005年に海上自衛隊を退官し、本格的にヨガインストラクターの道を歩み始めました。

約5年間フリーランスのヨガインストラクターとして活動し、2011年春、地元横須賀で初めてとなるパワーヨガを中心とした『ヨガスタジオ エナジーフロウ』をオープンしました。

2015年春に京浜急行「汐入」駅からほど近い、「どぶ板通り」に移転し現在に至ります。寒い時期でも温もりを感じるオーナー手作りのヒノキの床が自慢の小さなスタジオですが、そこから溢れるほどの知識や技術、情報に満たされた独自のパワーヨガを中心に、参加される方のニーズや体力に応じて選べるクラスを展開しています。

スタジオコンセプト:原理・法則にのっとった最もシンプルで最も基本に忠実な指導

目的が決まれば手段も決まる!

私たちは「重さ(重力)」のある環境で「身体を安定させる」という目的を持ってヨガを行っています。そしてこれらの項目が共通であれば、物理的に身体の使い方(順番や方法)は全てが同じという答えに至ります。

一つ例を挙げると、オリンピックの花形競技の一つである陸上競技短距離は半世紀前頃は、国や選手ごとにフォームが違っていたこともありましたが、運動科学の発達により、「重力下」で「速く走る」という共通点のもと、現在は世界中の選手が同じフォームで競い合っています。この統一されたことがマニュアルになっているわけです。

昨今のヨガはスタジオによって、あるいはインストラクターによって、身体の使い方や解説がまちまちだったり曖昧だったりして、その理由をヨガのスタイルや流派の違いということで簡単に片付けてられてしまっています。

ヨガスタジオ エナジーフロウでは、パワーヨガという自由なスタイルのおかげで、凝り固まったヨガの常識や、現在のヨガの疑問に思うことや曖昧なことなどを、原理・法則にのっとり物理的に明確な答えを導き出して作り上げた究極の「身体の使い方に特化した指導」を行なっています。

エナジーフロウ独自のメソッド「ef(エフ)メソッド」

私たちが生涯を健康で過ごすために絶対身につけなくてはならない身体の使い方を、ヨガポーズに反映させた方法をエナジーフロウ-メソッド、「ef(エフ)メソッド」として、インストラクター養成講習やワークショップ等を通じて広く伝えていきたいと考えています。

また、ヨガスタジオ エナジーフロウでは「ef(エフ)メソッド」による太陽礼拝の指導に力を入れています。

そもそも太陽礼拝は単なるウォーミングアップにあらず、私たちが活動するなかで経験しうるであろう身体に加わる最小負荷(サマステティヒ)から最大負荷(チャトランガダンダーサナ)までを動きの中に集約したシーケンスととらえています。とはいえ日常生活でここまで大きな負荷がかかることは考えられません。だからこそこの一連動作を強い重心を作り安定した動きを継続することが、そのまま日常生活を余裕を持って安全に送ることにつながると確信しています。

理論的に身体の安定を深めていくと、さまざまな筋肉を駆使せずとも留まるべき骨が留まり、動くべき骨を正しい位置に移動させてくれることに気付かされます。つまり、筋トレのように筋肉の収縮運動によってシビアにポジションを整えなくとも、ストレッチによってポーズは形作られていくのです。このことにより、レッスンへの参加対象(年齢・体力・筋力等)の幅が格段に広がりました。信じられないかもしれませんが「チャトランガダンダーサナ」ですら、自ずとポーズが形作られていくのです。

スタジオ特徴:「パワーヨガ」「エナジーフロウ」という名称へのこだわり

私たちの祖先はあえて二足歩行という不安定な道を選択することで進化を遂げてきました。そしてその代償として腰や膝・股関節などにダメージを負うリスクを背負わされたと言われていますが、そもそも縦に並んだモノは何もしなければ重力によって「縦に潰れる」のです。一見綺麗に積み重なっているように見える積み木やブロックでさえ例外ではないのですから、歪(いびつ)な形状の骨の積み重なりである私たちの身体などひとたまりもありません。

しかし、私たちの身体は重力下で活動することを前提として与えらているはずです。寿命より先にあちこちの部品が早々に劣化、あるいは故障してしまうことを疑問に思わなくてはいけません。身体を傷めてしまう原因は私たちの身体の使い方にあります。

私たちの活動を邪魔し、諸関節にダメージを及ぼす重力という「負のエネルギー」よりも、崩れないように抗う力「正のエネルギー」が弱いのです。完全に潰されてしまえば身動きは取れなくなりますが、中途半端に潰された状態で動くことにより、関節は歪んだまま動かされてしまうため、正常時とは違った擦れ方をしてしまい次第にすり減ってしまいます。

壊れないように長持ちさせるのではなく、長持ちするものを壊さないための知識と技術

私たちの活動を邪魔し、諸関節にダメージを及ぼす重力という「負のエネルギー」よりも、崩れないように抗う力「正のエネルギー」が弱いのです。完全に潰されてしまえば身動きは取れなくなりますが、中途半端に潰された状態で動くことにより、関節は歪んだまま動かされてしまうため、消耗が増してしまうのです。

予防するには「正のエネルギー」を優位に保ち続けることが重要です。身体に加わる負荷に対抗しながら動きを継続するためには、相応の努力が必要ですが、「コア(丹田)の作り方、使い方、それを可能にする正しい呼吸の仕方」これこそヨガそのものではないでしょうか。これらは地球に誕生した私たち人類がやって当たり前、できて当たり前のことだったはずです。ならばもう一度当たり前を取り戻す。これこそがヨガスタジオ エナジーフロウのヨガであり、私が「パワーヨガ」「エナジーフロウ」という名称にこだわる理由です。

レッスンではポーズを形作ることに執着しません。そのポーズを山の頂上に見立て、麓から山頂を目指すように身体の使い方を学ぶこと。つまりスタートは同じでもそれぞれが目指すゴールは何合目でもいいのです。自分が定めたゴールに向かうプロセスにおいて自分の身体を完全に制御することを目指します。

正しい身体の使い方によって得られるものは、次のとおりです。
・重心の強め方が身につく(転倒しにくい身体)
・骨格が整う(姿勢の改善)
・ストレッチが深まる(関節の柔軟性・可動域の増加)

さらに正しい位置で動くため、特に関節の怪我の予防に繋がります。

皆が山頂に登り詰める必要がないので、年齢や運動経験、体力等、オールレベルでのレッスンが可能になり、現在スタジオは20代〜70代まで幅広い年齢層の方にご参加いただいています。

Mandukaを選んだ理由:単なる敷物にあらず、コア(体幹)の意識を高めるにはもってこいのマット

伝えた力をロス無く身体の安定に作用させるには高密度高反発が最低条件であり、プロシリーズが唯一その条件を満たすヨガマットでした。

ヨガマットを選ぶ際の条件はいくつかあると思いますが、多くの人はグリップが良く滑りにくいもの、あるいはクッション性の高いマットを選択する傾向が強いと思います。しかしそこには落とし穴があって、マットのグリップ力に頼ってしまうとコア(体幹)の使い方を理解しにくくなってしまいます。

また、マンドゥカのプロシリーズを選ぶ人の多くは著名なインストラクター、指導者たちが使っているのだから間違いないだろう…という気持ちで購入し使い始めるのだと思いますが、個人的には「PRO」や「PROlite」のヨガマットを使いこなすには、それなりに知識と経験が必要と考えます。なぜなら材質がPVCのマンドゥカプロシリーズはラバー製のマットと比べると間違いなくグリップ力は劣るからです。

結論としては、身体の使い方に慣れるまでは滑りにくいマットの助けを借りつつ、できるだけグリップに頼らずお腹の力でマットを押さえる練習をしましょう。スタジオではその使い方もしっかりアドバイスいたします。

極端な例ですが、スタッドレスタイヤは氷の上でも止まるのです。人間本来の身体の使い方を身につけたいのであればあえてこのマットをチョイスすることをお勧めします。

Mandukaを選んだ感想:マットの統一が個々の目標の統一に繋がる

当スタジオは身体の使い方に重点を置いたレッスン内容のため、同じマットを使用することで解説が統一でき、意識を共有しやすい。

体験に来られた方で初めてマンドゥカプロシリーズに触れられた方は身体が安定する感覚に驚かれる方が多くいらっしゃり、その後ほとんどの方がプロシリーズ(ライト含む)を購入されています。

また、レンタルマットがしっかりしているので、ご自分のマットを持ってこなくてもいつも通りヨガに集中できるという声が多く聞かれます。

Manduka 愛用アイテム

目次